診療科・部門のご案内

作業療法部門の紹介

身体または精神に障がいのある方、またはそれが予測される方に対し、主体的な生活の獲得を図るため、作業活動を用いて行う治療・訓練、指導および援助のことをいいます。 具体的な内容としては応用動作のリハビリとなる為、食事・整容・更衣・入浴・排泄動作のリハビリテーションを行います。また、切断や骨折など、手の怪我に対してもリハビリテーションを行っています。

当院の作業療法部門の人員配置

総合病院
急性期チーム4名
6名
生活期
訪問看護ステーション0名
訪問リハビリテーション事業所0名
介護老人保健施設 通所リハビリテーション4名(育児休暇中1名)
介護老人保健施設 入所リハビリテーション2名 (パート1名)
合計16名

作業療法の訓練紹介

  • 食事訓練
  • 上肢機能訓練
  • 更衣訓練
  • 入浴訓練
  • トイレ動作訓練
  • 調理訓練
  • 木工訓練
  • 復職訓練

作業活動紹介

◯折り紙

  • 材料
  • 完成品

切る、貼る、折るなどの作業を通し指の細かい動きの運動になります。色合いや模様を工夫し作成して頂くことで思考力・想像力を鍛え、また作品によっては懐かしい気持ちを呼び起こし感性・情動にも刺激を与え脳の活性化にも繋がります。

◯編み物

  • 材料
  • 完成品

毛糸と編み針を使用し、一定のリズムで編んでいく作業で両手動作の訓練につながります。それぞれの指を複雑に使用する必要があるため指の機能訓練にもなり、繰り返しの作業が多いため記憶力の面でも効果が期待されます。中には作品を家族や友人にプレゼントをする方も見え、退院後も趣味として編み物を取り組んでいく方も見えます。

◯ウールアート

  • 材料
  • 完成品

身近にある材料・道具を使用し単純な作業工程で作品を完成させられることができます。 毛糸で結び目を作りそれをハサミで切り、1つずつボンドで下絵通りに貼り付けていきます。指先の細かい動きや物をつまむ訓練になり、また毛糸を一定の張り具合に調整するため感覚訓練にもつながります。

自助具紹介

自助具とは肢体不自由児・者および高齢者が日常生活動作を自分で行う時、どうしても障がいのために出来ないことがあります。その動作を補う工夫品や便利用品のことを指します。

  • 箸蔵くん 食べ物を口へ上手く運べない、落としてしまう、箸先が上手く合わないなどの人に使用されています。
  • ソックスエイド 靴下を履く時に使用します。靴下をかぶせ中に足を入れて引き上げるだけで無理に腰をかがめる必要がありません。
  • ボタンエイド ボタン穴に針金部分を通しボタンを引っ掛け、引っ張ると止められます。指先の細かい動きが上手くできない方に対して使われています。
  • 曲がりスプーン 柄が先が手前に曲がっているので、手の位置が口から遠い場合でもスプーンが届くようになっています。
  • 太柄スポンジ 指の関節が曲がりにくかったり、握力が低下しているため、細い柄のスプーンやフォークが上手く握れない方に対して使われています。

スプリント紹介

スプリントとは治療訓練の一部として、疾患・治療訓練経過状況に応じて医師の処方の元に製作し装着したものをいいます。スプリントの形状は目的に合わせて様々な形のものがあります。

関連情報
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松波総合病院