おねしょ治療の三原則は、「あせらず、怒らず、起こさず」です。あせってもすぐに治る近道はありませんし、お子様を怒ってどうにかなるものでもありません。また、夜中にむやみに起こすのは熟睡を妨げてお子様の成長にとっては好ましくありません。 「おねしょは病気ではないから、放っておいても自然に治る」とよく言われますが、何もせずにただ時間が経つのを待っているだけでは、無力感が漂いますね。 今は、昔と違って、おねしょに有効な治療法がありますので、積極的に夜尿症外来で治療をすれば、おねしょは自然に治るよりも早く治せます。さらには、放置しておいて知らない間に治っていたと言う状況に比べて、自分が頑張っておねしょを治したと言う体験はお子様にとって自己達成感が得られ、お子様の成長過程での自信に繋がります。