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呼吸器科領域全般に関して手術を行います。
肺がん、縦郭腫瘍、気胸など呼吸器科領域全般に関して手術を行います。手術の執刀は春日井、助手は他の呼吸器外科医1名で行い、多くの手術は胸腔鏡下で行っています。
治療前の検査として胸腹部CT、PET、脳MRI、必要に応じて気管支鏡(超音波内視鏡)検査などを行った後に治療方法を決定します。
治療方法については呼吸器内科医師、放射線科医師の意見も交えながら、判断します。手術の場合は呼吸器外科医(春日井)が担当、手術以外の場合(薬での治療、放射線治療)は呼吸器内科医が担当となります。
通常の肺がんの手術の場合では、手術は側胸部に6-10cmの皮膚切開を1箇所、2cmの皮膚切開を2箇所に加えて胸腔鏡下に行います。手術前日に入院していただき、手術翌日から歩行、食事が可能です。入院期間は1週間程度です。2019年のデータでは、平均入院期間は平均7.32日(中央値6日)です。
手術後は、手術の内容によって程度の差はありますが、痛み、息切れ、咳などがあります。症状は時間の経過とともに徐々に軽くなり、1か月もすれば症状は気にならなくなっている患者さんがほとんどです。
手術後の病理診断で、がんのタイプ、進行度が最終的に決定されますが、その結果によっては抗がん剤治療が必要となる場合もあります。
当院では、2011年から手術支援ロボット「ダヴィンチ」による手術を、前立腺全摘除術を中心に実施してきました。肺がん治療については2022年から稼働を開始しており、2023年4月からは、保険診療として手術支援ロボットによる肺がん手術が認められた県内2例目の施設となりました。これからもより患者さんの負担が少なく、正確な手術が可能となるロボット手術を行っていきます。
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▲肺がん手術の様子 |
肺に穴があき、肺の外に空気が漏れることによって、胸痛や呼吸困難が発症する病気です。手術は側胸部に1‐2cmの皮膚切開を1-2箇所、わきの下に2-4cmの皮膚切開を1箇所加え、胸腔鏡下に穴があく原因となる嚢胞(ブラ)を切除します。
詳細はこちら【呼吸器センター】
2023年4月より「呼吸器センター」を開設しました。肺がんをはじめとする呼吸器疾患治療の体制強化を行ってまいります。
疾患 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | ||
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肺がん | 原発性肺がん | 37 | 48 | 40 | 48 | 53 | 54 | 66 | 62 | 47 | 46 | |
転移性肺がん | 14 | 12 | 7 | 8 | 7 | 6 | 8 | 9 | 10 | 19 | ||
縦隔腫瘍 | 1 | 3 | 2 | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 7 | 4 | ||
気胸 | 20 | 10 | 16 | 8 | 13 | 11 | 17 | 10 | 9 | 12 | ||
膿胸 | 2 | 2 | 3 | 9 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | – | ||
手掌多汗症 | 0 | 7 | 2 | 2 | 1 | 2 | 6 | 7 | 6 | – | ||
胸壁腫瘍 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | – | ||
その他 | 23 | 9 | 13 | 15 | 22 | 16 | 22 | 16 | 22 | 14 | ||
計 | 96 | 91 | 83 | 94 | 104 | 92 | 123 | 109 | 105 | 100 |
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