医療情報

薬剤部では、安心・安全な薬物療法をめざして入院時、持参薬の確認を行っています。

当院薬剤部では、患者さまがより安心・安全な薬物療法を受けられるよう、入院時に「持参薬」を確認させていただいています。患者さまがご入院されて間もなく、薬剤師が「お持ちになったお薬はありますか?」と病室をうかがっています。 「持参薬」とは、患者さまが入院時にお持ちになった普段お使いになっているお薬のことで、飲み薬、目薬、貼り薬、塗り薬、注射薬など全てのお薬が含まれます。入院患者さまの約70%が持参薬をお持ちになります。ジェネリック薬品(後発医薬品)の持参薬も増えています。国はジェネリック薬品の更なる普及を推し進めていますので、今後もますます増えることが予想されます。 ジェネリック薬品の普及によりお薬の名前を聞いただけではどのようなお薬か解りにくくなりました。薬剤師は、ジェネリック薬品も含めた全ての持参薬、サプリメントや健康食品、アレルギーや副作用に関する情報を早く的確に把握し、主治医が良質で安心・安全な薬物療法を行うサポートをしています。 入院の際は、お薬だけでなく、薬袋・お薬の説明書やお薬手帳も大切な情報源ですのでお持ちください。

持参薬確認のメリット

持参薬確認によって、患者さまには以下のような4つのメリットがあります

メリット1

持参薬と、入院中に処方されるお薬との相互作用(飲み合わせ)がチェックされ、重複投与を避けることができます。

メリット2

医師から手術や検査前に服用中止の指示のあるお薬をチェックすることができます。

メリット3

普段お飲みになっているお薬の飲み方についてアドバイスすることができます。

メリット4

健康食品やサプリメントとお薬との飲み合わせについてチェックすることができます。

安心・安全の薬物療法が継続されるようご理解・ご協力をお願いします。

持参薬を管理させていただく中で、かかりつけの開業医の先生や、保険薬局に問い合わせをさせていただく場合がございます。お薬に関する正確な情報を得るために、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。 また、退院の際には、お薬手帳にアレルギー歴や副作用歴、入院中に使用したお薬に関する情報を記載して患者さまにお渡ししております。お薬手帳をお持ちでない患者さまには、無料でお薬手帳をお作りしております。 薬剤部では、これからも患者さまの入院中そして退院後も安心・安全な薬物療法が継続されるよう、患者さまのお薬に関する情報の収集、発信をしていきます。お薬に関して、ご相談、ご要望があればお気軽にお声かけください。

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お薬手帳は患者さまに処方されたお薬の名前や飲む量、回数などの記録を残すための手帳です。 医師や薬剤師にこの手帳を見せることで、同じ作用の薬の重複や良くない飲み合わせが避けられたり、治療方針を検討する際に役に立ちます。

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安全な薬物療法を行うため、薬剤師は患者さまが院外から持ち込まれた薬を一つひとつ識別し、管理します。膨大な種類の薬があるので、調べるのに時間がかかることもあります。
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