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今年の木枯らし1号は、関東地方で10月26日、近畿地方で10月25日に観測されたと発表されました。 木枯らしが吹けば風邪の季節ですが、毎年、寒くなってまず現れるのは、吐き下しの風邪といわれる感染性胃腸炎です。代表的なものとしてノロウイルス感染症がよく知られています。数日間でおさまっていくものが大半ですが、感染力が強く、症状も激しいため、小児やお年寄りでは要注意です。その後に現れるのがインフルエンザです。騒がれた新型インフルエンザは、すでに季節性インフルエンザの仲間入りをしました。関東地方では小流行が見られ、岐阜県下でも小流行がすでに起こっています。交通網が発達している現代では、都市部で流行がおこると交通機関を通じて感染者が移動するため、直ぐに近隣に広がって行きます。 いつもいわれる事ですが、感染予防は、うがい手洗い、また風邪を引いたら、咳エチケットとしてのマスクの着用ですので、基本を守って自らと周囲の人を守りましょう。 また、現在近年になく大流行しているのが小児を中心としたマイコプラズマ肺炎です。8割は14歳以下の小児といわれています。菌を吸入して2~3週間後に発症するといわれ、最初発熱し、その後、しつこい空咳が、特に夜間早朝に持続するのが特徴です。学校職場や家庭内で感染するといわれています。咳が長引く場合には、他に百日咳や、まだまだ稀ではない肺結核もありますので医療機関を受診していただきたいと思います。
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