医療情報

内科、臨床検査部:林 慎、安田 圭吾

糖尿病で悩んでいる方、糖尿病が心配な方へ

自分の糖尿病、また家族や友人の糖尿病が心配である人、自分も糖尿病にならないかと不安である人など、お悩みの方も多いことと思います。ここではそのような方々のいろいろな疑問にお答えします。

糖尿病はどんな病気ですか?

糖尿病は、身体にとって最も重要なエネルギー源であるブドウ糖(砂糖)を上手に利用できずに、血液中のブドウ糖濃度(血糖)が非常に高くなっている状態です。それでは、血液中のブドウ糖はどこからくるのでしょうか?一つは摂取する食物からで、米やパンなどに含まれている澱粉などが消化されてブドウ糖となって血液に入ってきます。もう一つは、肝臓がアミノ酸や脂肪酸などからブドウ糖をつくり血液に供給しています。 インスリンは胃の後ろ側にあるすい臓でつくられるホルモンですが、すい臓がインスリンをつくることができないとき、あるいは身体の組織がインスリンに反応できないとき、糖尿病になります。インスリンは、細胞という家の玄関の鍵のような役割をしています。インスリンという鍵によって扉が開いてはじめてブドウ糖が細胞に入り、食物からのブドウ糖を栄養として、エネルギーとして利用できます。インスリンは身体にとって必要不可欠なホルモンということができます。正常な状態では、インスリンの働きにより筋肉や脂肪などの細胞が血液からブドウ糖を取り込んで栄養として、エネルギーとして利用しますが、反対にインスリンの絶対量が不足している場合や、インスリンの働き(作用)が低下するとブドウ糖が細胞に入らず、栄養やエネルギーとして利用されず、血糖が高くなり糖尿病となります。 まとめると、糖尿病とは、インスリンの不足やインスリン作用の低下により、身体のなかの細胞がエネルギーの基である食物からのブドウ糖を利用、代謝できず、その結果血液中のブドウ糖濃度(血糖)が高くなり、多くの細胞の代謝が乱れる状態です。 治療せずに血液中のブドウ糖濃度が非常に高くなると(高血糖)、のどが渇く、尿が多くなる、体がだるくなる、食べていてもやせてくる、などの症状が出てきます。
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