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それは、医学用語で”凍瘡(とうそう)”といいます。凍瘡は、ある一定以上に寒冷の環境に至れば、どなたでも生じる末梢循環障害の一つです。足、手、耳などの腫れや痒みとして生じます。凍瘡には、2つのタイプがあります。 一つは、樽柿型(たるがきがた)で小さいなお子さんによく見られるものです。指全体が赤みのかかった紫色に腫張し、硬くなります。 もう一つは、多形滲出性紅斑型(たけいしんしゅつせいこうはんがた)と呼ばれるもので、米粒大から大豆大くらいまでの大きさで、周りが鮮やかにもりあがり、中央がくぼんだ紅斑を生じ、広がります。 治療は、ビタミンEや漢方などを主体とした内服薬や、外用剤を使用します。 しかし一番大切なのは、手足など身体を冷やさないことです。体質として、凍瘡になりやすい人となりにくい人がいますが、成人になって新たに凍瘡を生じたり、夏でも凍瘡様皮疹がある方は、膠原病などの末梢循環障害を念頭に置くことが大切です。どうぞお気軽にご相談ください。
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