理学療法部門の紹介

理学療法とは、病気やけがで身体に障がいのある方に対して、運動や物理療法(温熱、電気、光など)を行うことによって、日常生活に必要な動作能力(起き上がる・座る・立つ・歩くなど)の回復を図り、家庭復帰や社会復帰を目指すことをいいます。

当院の理学療法部門の専門領域

総合病院
急性期
7名

7名 (育児休暇中1名)

10名 
回復期
16名

6名

生活期

訪問看護ステーション

3名

訪問リハビリテーション事業所

3名
介護老人保健施設 通所リハビリテーション5名 (パート1名) 
介護老人保健施設 入所リハビリテーション7名(育児休暇中1名)
合計64名

脳血管疾患チーム紹介

脳血管疾患チームは、主に脳卒中などで入院された患者様を担当しています。 超急性期と呼ばれる発症直後からできる限り早期介入を進め、全身状態に合わせて基本動作能力の回復や心身機能の維持・向上を図っています。 脳神経外科医と看護師、薬剤師、メディカルソーシャルワーカーとのカンファレンスを週1回行い、情報交換を密にして患者様にあった治療方針や退院先などを検討していきます。

脳血管疾患チームの主な対象疾患
脳出血、クモ膜下出血、硬膜外出血、硬膜下出血、脳血栓症、脳塞栓症、パーキンソン病、脳外傷、脳腫瘍、正常圧水頭症シャント造設手術後 など

運動器チーム紹介

運動器チームでは、骨や筋肉・靱帯などの組織を、日常生活やスポーツで損傷した患者様を担当しています。 組織が修復されるまでには十分な安静期間が必要ですが、組織の回復過程では筋力低下や関節が固くなるなど様々な障がいが発生する危険があります。 そこで早期に理学療法を開始することで体力の低下を予防し、段階的、且つ安全に日常生活での復帰を目指しています。

運動器チームの主な対象疾患
大腿骨頸部骨折,大腿骨転子部骨折,腰椎圧迫骨折、骨盤骨折、脊柱管狭窄症、変形性脊椎症、上腕骨近位端骨折、腱板断裂、変形性関節症、前十字靭帯損傷、半月板損傷 など

内部疾患チーム紹介

内部疾患チームでは、主に呼吸器・循環器・がんの患者様、また超急性期である集中治療室に入院中の患者様を担当しています。他の職種とも連携をとりながら、早期離床・早期退院を目標に理学療法を行っています。 また、身体機能の改善と日常生活動作の自立度の向上を目的とし、チーム内で情報交換などを行うようにしています。

内部疾患チームの主な対象疾患
COPD、気管支喘息、間質性肺炎、肺気腫、大動脈弁狭窄症、心筋梗塞、心不全、自己免疫疾患、慢性腎不全、Crohn病、C型肝炎、肝硬変、糖尿病、閉塞性動脈硬化症、がん など

当院の理学療法部門の治療・訓練機器紹介

  • 高周波治療器 超短波やマイクロ波を照射して体の内部で発熱させ、鎮痛や血行促進をはかります。
  • スーパーライザー 複数の波長帯を有する近赤外線を高出力で照射することにより、深い患部まで到達し、心地よい温感とともに様々な治療効果が得られます。
  • パワープレート 3次元的な振動刺激により筋肉を収縮させ、短時間で効果的な負荷をかけることができます。また、ストレッチやリラクセーションの効果もあります。
  • TENS 運動神経や感覚神経を刺激したり痛みの緩和に用います。
  • ホットパック 温熱刺激を与えることにより、リラクセーションや循環の改善をはかります。
  • レッグプレス マシンを使用して、下半身特に、大腿四頭筋、大殿筋を鍛えられます。
  • バイオステップ 座った姿勢で手軽に全身運動が行えます。上肢・下肢の動きの習得と歩行動作の改善に効果があります。
  • 自転車エルゴメーター 体力・筋力アップを目的に、手術後の整形疾患や循環器疾患にも用いられます。
  • トレッドミル 主に有酸素運動を目的とし、歩行速度や傾斜調節も行えます。
  • レッドコード 運動器系、神経系疾患に対する治療・エクササイズが行えます。
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