かわばたレター

2018年2月のレター

印刷する

かわばたレター2月号

 あっという間にお正月が過ぎていきました。お天気に恵まれたお正月でしたね。私も1日だけ京都に帰ったんですが、北野天満宮に行ったところ人、人、人。どこから来たんだろうって思うくらいの人出でした。ろくにお参りもできずに逃げ帰ったんですが、さすがに京都ですね。久しぶりに家族や親戚と近所の居酒屋で過ごしてきました。でもスポーツ観戦三昧の正月が終わると、その後は震えるような大寒波に大雪。実に厳しい1月でしたね。なんだか波乱の1年になりそうです。どうなるんでしょうね。

 正月と言えば年賀状。SNSの普及で年々投函される数は減ってるそうなんですが、書くのは大変なんだけど、もらうのはやっぱり嬉しいですよね。今年の年賀状には驚きの1枚がありました。20年前に血液型不適合で胎児輸血をして無事に産まれた赤ちゃんのお母さんからいただいた年賀状なんです。二十歳になって、作業療法士を目指して頑張ってると書いてあったんです。そこに印刷されていた写真は、20年前に新生児室の前でお母さんと私が一緒に写ってる写真なんです。まだ髪は黒々として、ヒゲもありません。若かりし自分の姿と、隣には成長した赤ちゃんの今の姿が並んでました。感慨はひとしおですよ。いろんなことをやってきたんだなと、つくづく考えてしまいました。まだ移転する前の昔の岐阜大学病院の古い病棟の廊下、懐かしかったです。今、その跡地には図書館が建ってます。今よりもずっと性能も劣る医療機器で、でも頑張ってたんですよ。

 1月に名古屋で第3回日本周産期精神保健研究会が開催されました。前回は私も教育講演をさせてもらったんですが、名古屋大学のキャンパスで開催された今回は、なんと400人近い参加者が集まったんです。内容も親子を守る地域連携から、胎児診断を受けた母親の心のサポートなど多彩なものになってました。野田聖子総務大臣も中京テレビ前田アナウンサーと対談形式で、自身の子育てについて面白く語ってくださってました。この対談のお相手は、恩田アナウンサーが予定されてたんですが、今は病気療養で夕方のキャッチもお休みしてます。2月復帰の話もあったんですが、ここはしっかりと体調を整えた方がいいということになり、2月もお休みになりました。どうやら私のキャッチの出番が増えそうです。楽しみにして下さい。でも恩田さん早く戻ってきて下さいね。

 

 1月は岐阜大学と京都府立医科大学で学生講義をしてきました。もちろん周産期医療や胎児治療の話です。超音波画像やMRIなどの画像はインパクトがありますからね。どちらの学生さんも結構食いついてきてくれました。岐阜はもちろん、全国的に産科医は不足してます。厳しい環境の中で、全国の若手産科医は高い志を持って日夜働いてるんです。なんとか彼らの仲間を増やさないと、赤ちゃんを安心して産めない地域が広がるばかりです。学生たちが明日の産科診療をさせてくれることを祈るばかりです。

 

 さてさてFC岐阜。新チームがスタートしました。キャンプ初日にいきなりのけが人発生で、ちょっと心配なところもあるんですが、去年のチームから残ってくれた選手もけっこういるんです。大木監督のパスサッカーを活かすには、ある程度の時間が必要ですからね。大幅な選手の入れ替わりを心配してたんです。でも、核になってくれる選手は何人も残ってくれてます。今年のユニフォームスポンサーが驚くほどたくさんなんですよ。そして、なんといっても肩にはなんとキャプテン翼のマークが入るんです。楽しみですね。なんといっても去年の観客動員数はJ2で2位ですからね。今年も楽しい試合を期待してます。みんな、応援して下さいね。がんばれ! エフシー ギフ!!

                                                                                                ではまた

戻る

かわばたレター
松波総合病院