おしらせ

2017.01.01 お知らせ

【新年のご挨拶】松波総合病院 病院長松波和寿

新年明けましておめでとうございます。 昨年4月に病院長に就任し、早や1年が経とうとしています。その間、医療を取り巻く環境は大きく変化を遂げ、新たな取り組みを始められた施設も多かったのではないでしょうか。国は、高齢者の増加に伴う医療費の増大により、医療・介護の効率化を積極的に推進しようとしています。現在、岐阜医療圏の人口は約80万人で、75歳以上高齢者の割合は約12%ですが、2025年には約18%にまで増加し、医療介護需要のピークが訪れることが予想されています。このため岐阜県は昨年7月、地域医療構想を公表し2025年までの方針を示しました。その内容を見ると、岐阜医療圏については岐阜大学医学部附属病院(高度救命救急、ドクヘリ基地、基幹災害拠点、がん県拠点等)が県全体の急性期医療の中心的役割を担い、岐阜県総合医療センター、岐阜市民病院、松波総合病院が、大学病院と連携して、岐阜圏域の急性期医療の中心的役割を担うことが明文化されています。当院といたしましては、これら県の意向を重く受け止め、急性期病床の機能強化を早急に進めていきたいと考えております。また、岐阜医療圏では、回復期機能を持った病床が不足していく事実も踏まえ、当院が保有する回復期リハビリテーション病棟および地域包括ケア病棟の役割についても再考し、地域の医療機関、介護施設などとの連携をさらに強化しながら、在宅医療の後方支援を実践していきたいと考えております。 連携と言えば、今後の地域連携を考える上で、私が幼少の頃から親しんできた音楽になぞらえて将来のあるべき姿を描いてみました。 今までの自己完結型医療(急性期から慢性期まで)は独奏(ソロ)の時代。 地域完結型医療(医療の高度化、機能分化)は協奏(デュオ)の時代。 医療・介護連携(循環型地域医療)は協奏(アンサンブル)の時代。 地域包括ケア(多職種等のネットワーク型地域連携)は協奏(オーケストラ)の時代。 まちづくり(魅力ある暮らし・生活)は共創(オペラ)の時代。 松波総合病院は、常に地域の皆様とともにありたいと願いながら地域医療に貢献をして参ります。本年もご支援いただけますようよろしくお願い致します。 松波総合病院 病院長 松波和寿

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