クリニカルインディケーター

総細胞診疑陽性以上の組織診確認率

概況

  • 分子:総細胞診疑陽性以上件数
  • 分母:組織診断された件数

当院のデータ

年度総細胞診疑陽性以上件数組織診断された件数総細胞診疑陽性以上の
組織診確認率
令和4年度(2022年度)211件459件46.0%
令和3年度(2021年度)194件384件50.5%
令和2年度(2020年度)161件352件45.7%
令和1年度(2019年度)232件411件56.4%
平成30年度(2018年度)245件427件57.4%
平成29年度(2017年度)218件359件60.7%
平成28年度(2016年度)279件422件66.1%
平成27年度(2015年度)198件288件68.8%
平成26年度(2014年度)231件441件52.4%
平成25年度(2013年度)190件375件50.7%
平成24年度(2012年度)264件531件49.7%
平成23年度(2011年度)189件401件47.1%
平成22年度(2010年度)167件419件39.9%

この指標の詳細

子宮頚部、喀痰、尿、腹水など体の一部から剥がれた細胞を採取して、アルコールなどで固定後、染色して診断するのが細胞診です。細胞検査士、細胞診指導医が診断します。子宮がん検診、肺がん検診などはこのように診断されています。診断は今ではがん細胞があるかないか、陽性、陰性、疑陽性の3段階判定と推定診断をするようになりました。長くパパニコロー分類が使われてきた関係上、当院では臨床にはクラス分類と前記の分類の診断を併記するようにしています。クラスⅢは疑陽性でさまざまな理由で癌かどうか決定できないケースで、できることなら再検や組織診断で確認してほしい例です。また陽性の診断した例も組織診断でより絞った診断がされることが望まれます。このインデックスは細胞診の結果をベースに、さらに組織診断で確認された率で、責任ある医療を行なえているかの指標になると考えられます。
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