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実務実習

学生さんの将来に役立つ病院実務実習を目指して

松波総合病院薬剤部では、1年間に約30名の薬学部実務実習生を受け入れております。多くの学生さんにとって、病院実務実習は病院薬剤師の実務を経験できる最初の機会であり、その意義は非常に大きいものと考えます。大学で学んだ知識が実臨床でどのように活用されているかを考える機会でもあり、実習で得たものは就職後も大きなアドバンテージになると思います。
当院の実習では、以下に示しましたようなさまざまな工夫を取り入れて、病院薬剤師業務における考え方の基本を理解することができ、有意義な実習となるようなカリキュラムを作成しています。

松波総合病院薬剤部 実務実習6つの工夫

①基本知識を学べる講義
感染管理、妊婦や小児への薬剤投与、腎機能低下患者の薬物療法、治験、地域連携など病院薬剤師の基本として、重要な学習事項は講義でしっかり学べます。

②体験型学習やグループディスカッション
配合変化の実験、簡易懸濁法、VCM初期投与設計など体験型学習や、がん化学療法のレジメン選択に関するグループディスカッションも取り入れています。

③がん化学療法を1週間かけてじっくり学びます
レジメン管理、支持療法、患者指導、抗がん剤調製などがん化学療法に関連した実務を1週間かけて集中的に学ぶカリキュラムを導入しています。

④総合病院ならではの病棟実習
実習の前半では、一般病棟だけではなく、ICU、地域包括ケア病棟も含めたすべての病棟での実習をローテーションで行います。実習の後半では、3週間ずつ2つの病棟で指導薬剤師のもとで、継続的に患者の薬物療法に関わります。総合病院ならではのさまざまな疾患の患者に関わることができます。

⑤代表的8疾患の学習
実習で関わることが望ましい代表的8疾患(がん、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳血管障害、精神神経疾患、免疫・アレルギー疾患、感染症)は病棟での実習に加え、それぞれの講義もあり、知識を深めることができます。

⑥チーム医療
ICTや緩和ケアのラウンド同行と、管理栄養士、臨床工学技士、理学療法士による業務内容紹介で多職種でのチーム医療を理解できます。

 

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