かわばたレター

2017年8月のレター

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 8月になりましたね。今年の梅雨はほんとうに変でした。梅雨入りしたのに雨は降らず、梅雨明けしたのにじめじめした日が続いたんです。その間にはとんでもない集中豪雨。北海道で真夏日になったり、愛知では結局雨不足で川からの取水制限が始まったり、もうほんとにどうなってしまったんでしょうね。季節感がわからなくなってますよ。これで秋に台風がいっぱいやってきたら、今年は散々な年になっちゃいますね。

 先月のレターでお話しした中学生が病院にやってきました。15年ぶりの再会?です。夏休みの課題で私の話を聞いてレポートにしたいということで、一時間ちょっとお話ししてました。私の生い立ちから始まって学生時代のこと、産科医を目指した理由やきっかけ。いろんな質問を受けました。昔のことなので、普段は忘れてることもあったんですが、質問されて思い出したこともたくさんありましたね。岐阜に来て、NICUも小児外科もない病院で胎児診断を始めたころ、いろんな思いを胸にがむしゃらに突っ走ってましたよ。そういえばこんなことを考えてたな、なんて思い出しながら質問に答えてました。さてどんなレポートができあがるんでしょうね。楽しみですよ、ほんとに。 おかげさまで、松波病院の胎児ドックもだんだん受診して下さる方が増えてきました。ありがたいことです。ここに来て下さる妊婦さんは、結構な確率でパートナーの方と一緒に来て下さいます。はじめはちょっとめんどくさそうにしてる未来のパパも、画面に赤ちゃんの様子が現れると思わず歓声をあげることが珍しくないんです。まだここには3D超音波の装置はないんですが、その分いろいろな角度から赤ちゃんの画像を出すように努力してます。早い週数では赤ちゃんの手や足をしっかりと見てもらってます。これが好評なんです。意外性が高いんでしょうね。こんなに早い時期に手の指があるなんて、という反応が多いんです。もっと早い週数の赤ちゃんの診察には、おなかの上から超音波をあててパルスドプラーで心臓の音を聞いてもらってます。昔は心臓の音しか赤ちゃんが生きてることを証明するものがなかったんですが、超音波、特に経膣超音波ができてから妊娠初期の観察は画像に頼るようになってきてます。10週くらいの赤ちゃんの心臓の音を聞かせてあげると、みんなびっくり。涙ぐんでいるお母さんも少なくないんですよ。やっぱり予想を超えることには感動してしまうということなんでしょうね。

 7月の最後の土曜日と8月最初の土曜日は長良川の花火大会なんです。私の家は花火大会会場から近いんですが、残念ながら我が家から夜空を彩る花火は見えないんです。歩いて5分くらいの長良川まで行けば見えるんですが、ものすごい人なんです。座る場所も早く行かないと確保できないんですよ。鵜飼いが開催されている日は、花火大会よりも上流で花火があがるんで、これは毎日ばっちり見えるんです。でも普通は4発でおしまい。ちょっともの足らないんですね。でも知人が長良川沿いのマンションに住んでいるんで、エアコンの効いた部屋から花火を楽しめるんですよ。ぜいたくですね。冷えたビールを飲みながら花火を楽しむ。暑い中で河原にいる皆さんには申し訳ないですね。

 さてFC岐阜、なかなか勝てないんです。内容は決して悪くないんですけどね。選手もスタッフもさすがにちょっと元気がないんですが、でもチームはまとまっているようです。そして7月最後の群馬戦では3試合ぶりの完勝。すごいストライカーはいないんですが、どこからでも点が取れるのがこのチームの強みですからね。これから暑い時期、運動量の多さが持ち味ですからね。日替わりヒーローの登場に期待したいですね。                                                                                    

ではまた。

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